「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

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2008.05.05 Monday | - | - | -
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「日本女性哀史」


「日本女性哀史〜遊女・女郎・からゆき・慰安婦の系譜」
金一勉/徳間書店


著者である金一勉(キム・イルメン)氏の「あとがき」を読む限り、
日本が歩んできたゆがんだ政策や歴史の一部分を的確に鋭く指摘しています。
この一冊はずしりと重く、女である私には耐え難い数日間でした。
タイトルの通り、まさに「女性哀史」なものですから哀しいのです、
そして悔しいし、怖い。
斎藤真一さんが「絵草子、吉原炎上」で書かれている一文を思い出しました。
「この世というものは、何時の時代にも、それなりに苦界の渦巻なのではなかろうか。
人間はみんな這うように苦労して生きているのだ。
それでもどうしても幸せを得られない人、養祖母(紫花魁)のように、ふと幸せを得るような人もいるのだと思える。
そして、今一度裏を返してみると、もし、この記に書いた小花(角海老の花魁)のように、若くして死んだ遊女が仮に私の祖母だったら、私はこの世に存在しないはずである。誰も小花の事を記すべき人もなかったであろうと思うのである。
貴方も私も昭和に生きている、絶対に貴方であり、私なのだけれど、明治に生きた人であってもけっしておかしくないのだと思えてくる。
私が小花で、小花が今の私であっても一向におかしくないのではないだろうか。」

もしかしたら私だって彼女らになりえていたかもしれない。
本を閉じて、じぃぃっと天井を眺めていたら子宮がチクチク痛い、
・・・。
2006.09.19 Tuesday | * 書名 な行 | - | trackbacks(0)
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