「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

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2008.05.05 Monday | - | - | -
「品川宿遊里三代」


「品川宿遊里三代」秋谷勝三/青蛙房刊

思いのほか「幕末太陽傳」が心に残り、読んでみました。
東海道の宿場街、品川の貸座敷「山幸楼」の三代目である著者が、その歴史、町や遊廓の盛衰の様子をじっくりていねいに書いています。
東海道の両側に軒を連ねていたという貸座敷のある町に住む人々の間では、
「まっとうに相手のことを思って暮らす」という暗黙のルールがあったと記されています。
品川の歴史を調べる上でもおすすめの一冊です。


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品川宿遊里三代 (1983年)
品川宿遊里三代 (1983年)





2007.07.11 Wednesday | * 書名 さ行 | - | -
「静岡の遊廓二丁町」


「静岡の遊廓二丁町」小長谷澄子/文芸社

ずっと欲しかった一冊。
届いてからはゆっくりとじっくりと読みました。
県近代史研究会員の筆者が丁寧な取材や精査した文献、資料から掘り起こした駿府の花街、安倍川町(二丁町)のすべて。
当時の女性たちへの聞き書きも興味深いです。
こんなふうに地方の遊里史をきちんとまとめることができたらいいのに。
著者のこの一冊に対するやさしさや熱い思いが伝わってきます。

静岡の遊廓 二丁町
静岡の遊廓 二丁町

2007.04.02 Monday | * 書名 さ行 | - | -
「瀬戸内の民俗誌」


「瀬戸内の民俗誌―海民史の深層をたずねて 」
沖浦 和光/岩波書店


おちょろ船の風俗について書かれている書籍について質問されましたが、
あまり思いつかず、この一冊を紹介します。
内容はタイトルよりももっと深く、海と深い関わりを持ちながら生きてきた人たちと日本列島の歴史書です。
近年の海の民としてリンクしてよいかは自信がありませんが、
古老の回想も興味深く、消えゆく「おちょろ船」の資料としては貴重です。

瀬戸内の遊女とおちょろ

瀬戸内の民俗誌―海民史の深層をたずねて
瀬戸内の民俗誌―海民史の深層をたずねて
2007.03.06 Tuesday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(5)
「昭和ながれ唄」


「昭和ながれ唄」滝田ゆう/学習研究社

昭和の戦前、戦後の玉の井を感じるにはこの本がいちばんですよ、
と、ご教示いただき早速ページを開いてみました。
古写真には無いリアルな玉の井という空気を思いっきり吸い込みました。
あぁぁ、普通だな、普通なんだな。
場末の色町に漂う蚊取り線香も雪の日も、哀しくて可笑しい。
ひじょうに感動した一冊です。

昭和ながれ唄
昭和ながれ唄
2007.01.04 Thursday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「娼婦の部屋・不意の出来事」


「娼婦の部屋・不意の出来事」/吉行淳之介/新潮文庫

「毛を毟られたにわとりみたいに見えるわ」

吉行淳之介氏の「娼婦の部屋」という文字をどこかで見るたびに
わたしはこのセリフを思い出してしまう。
主人公が娼婦の居る町を必要としなくなり、
また町も主人公を必要としなくなるというラストまでの流れがとても好き。

体を売る女性の呼び方は色々あるけれど、
「娼婦」という呼び方をあえて選んだ場合、こんなにしっくりと「娼婦」が馴染む文体は他に考えられないなぁ。

すごいすごい小説。
2006.04.23 Sunday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「昭和の花魁」


「昭和の花魁」/月岡朝太郎/日刊プロスポーツ新聞社

昭和初期、千住遊廓で仲働きをしていた男性が著者だと聞き、
千住遊廓の何かしら資料になればと読んでみましたが。
著者が言うように「小説風ではあるがあくまで花魁の実態」ならば
そうなんだろぅ。
女性側から読むのと男性側から読むのでは感想も違うのかな。
(`Д´)ヌヌ。
2006.04.02 Sunday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「娼婦〜衝撃の告白」


「娼婦〜衝撃の告白」/守矢佐智子/日本文華社

娼婦だった女性が書いた告白本だと聞いて図書館で貸りました。
若い図書館司書の女性が怪訝な顔でこのタイトルを見ていました。
このテの書籍をリクエストするとよく怪訝ちゃんに出会いマス。

ところで・・
内容はタイトル通り、赤線で働いていた女性の様々な出来事が綴られています。
特に田舎の風習の中に性に対して開放的なんだなぁと思える箇所があり驚きました。
元旦・紙袋に大豆10粒。
2006.03.15 Wednesday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「澤田美喜―黒い肌と白い心」


「澤田美喜―黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道」
澤田美喜/日本図書センター


三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の孫娘。
「龍馬と縁がある弥太郎の孫娘!」などと
いきなり幕末の風を心に抱えつつ、この女性にとっても興味を抱きました。

著者は戦後の占領下の日本に生まれた混血児たちの救済施設の創設者として様々な書籍で取り上げられています。
当時の歴史的背景を踏まえつつ、
一人の女性の人生が描かれているのですが、
岩崎家の様子はもちろん、キリスト教への純真な叫びがひしひしと伝わってきます。

沢田美喜―黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道
沢田美喜―黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道

2006.03.14 Tuesday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「洲崎パラダイス」


「洲崎パラダイス」柴木好子/集英社

洲崎パラダイス。
このゆるやかな短編集は図書館の駐車場で一気に読んでしまった。
家に帰って「赤線跡を歩く1」を開き、
花街ノスタルジアさんに急ぎました。
今も残るわずかな洲崎の赤線跡もしっとりと湿った風で艶かしい。
実際に洲崎を訪れる機会がある時、もう一度読んでみたいです。

洲崎パラダイス
洲崎パラダイス
2006.02.07 Tuesday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
「昭和の東京」


「昭和の東京〜あのころの街と風俗」
石川光陽/朝日文庫


警視庁カメラマン・石川光陽氏が残した戦前、敗戦直後の東京の街角。
その中には警察の人間でしか撮り得ない新吉原の写真やカフェー街の写真も。
収録されている、昭和10年の昼間の吉原・・・
ふたり連れで歩く花魁の後ろ姿に哀愁を感じます。
2006.02.06 Monday | * 書名 さ行 | - | trackbacks(0)
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旧花街、遊廓街を風のように通り過ぎたささやかな記録のサイトです。
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