「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

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2008.05.05 Monday | - | - | -
「聞き書き 横濱物語」


「聞き書き 横濱物語〜Yokohama Story 1945‐1965」
小田豊二/ホーム社


昭和11年に真金町遊廓で生まれた松葉好市氏の話を聞き書きしたもの。
もちろん、桂歌丸師匠のご友人でもあります。
私たちが知らない世代の横浜をきらきらと語っています。
詳しく真金町遊廓を知ることができるという本では無く、横浜が輝いていた時代を知ることでそこに生きてきた若者や女性たちのまなざしを垣間見れる内容です。
とっても面白かったです。
真金町遊廓界隈の地図が載っています。

ちなみに・・この本の著者は「桶屋一代江戸を復元する 」、大好きな一冊「幇間(たいこもち)の遺言」という書籍でも聞き書きをされている方です。

聞き書き 横浜物語―Yokohama Story 1945‐1965
聞き書き 横浜物語―Yokohama Story 1945‐1965
2007.08.07 Tuesday | * 書名 か行 | - | -
「廓のおんな」


「廓のおんな」井上 雪/朝日新聞社

舞台は金沢東廓の置屋。
繁栄を極めた時代に芸妓として生きた女将の半生を描いています。
著者の取材に応じる八十を過ぎた女将の描写に、
まだ立ったこともない石畳と格子を凍らせただろう春の雪を愁いました。






2007.07.11 Wednesday | * 書名 か行 | - | -
「黒い潮」


「黒い潮」津村節子/河出書房新社


孤島、八丈島に流された、もと吉原遊女の初菊。
島の風土や吉原遊郭の遊女しかわかり得ない心の葛藤がいつの間にか胸に馴染んで一気に読みました。
当時の島流しの刑のことや島抜けなどをフィクション的に読んでいたのですが、これはあくまで実話に基づいて書かれた小説なんですね。
主人公のモデルになった遊女が実在したわけです。
島流しになった吉原遊女がふたり出てきます。
* 大隈三好著「江戸時代 流人の生活」に紹介されています。

内面に響くノンフィクションを垣間見た小説です。

黒い潮
黒い潮






2007.05.03 Thursday | * 書名 か行 | - | -
「恋紅」


「恋紅」皆川 博子/新潮社

吉原の半籬「笹屋」の娘ゆうの旅役者への恋心を背景に、
吉原遊廓の端々の日常が様々な視点から見えてきます。
最後まで止まることなく読んでしまった!
この小説が映画になったら素晴しいだろうなぁ。

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恋紅
恋紅







2007.04.02 Monday | * 書名 か行 | - | -
「木浦鉱山むかし物語」


「木浦鉱山むかし物語」
米田寿美/大分出版印刷


大分県南海部郡宇目町木浦鉱山。
ここは昔から金や銀、錫(すず)などの鉱石が産出されていました。
最盛期には千人の坑夫で賑わい、よって女性を必要とされました。
本書は研究者の考証はもちろん、非科学的な「霊視」を取り入れつつ、
木浦鉱山の歴史とともに鉱山の繁栄の陰で泣いた女性たちの象徴「遊女墓」にも触れています。

標高750m、深い深い山の中のお墓は今も地元の方が小菊を手向けて大切に守っていらっしゃいます。
渡辺憲司教授や「サンダカン八番娼館」の著者山崎朋子氏も訪れており、わたし自身もお参りさせていただきました。
くわしくはこちら
2007.01.30 Tuesday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
「甘露梅」


「甘露梅―お針子おとせ吉原春秋」
宇江佐真理/光文社


吉原のお針子として働くおとせの物語。
さくっと読める小説です。
吉原遊廓内の四季がわかりやすく、
江戸の花街のひとコマをさらりと感じることができます。

甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
甘露梅―お針子おとせ吉原春秋






2007.01.04 Thursday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
「哀しい目つきの漂流者」


「哀しい目つきの漂流者」工藤 美代子/集英社

「カナダ遊妓楼に降る雪は」の著者の本で、やはりカナダ妓楼に生きた女性達を追っています。
メープルという名前の娼婦を軸に広がっていくもの哀しい歴史の断片。
内陸の街に眠る娼婦たちの墓〜という章では違った意味でさらに深く考えさせられます。

哀しい目つきの漂流者
哀しい目つきの漂流者







2007.01.04 Thursday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
「廓 上・下」


「廓 上・下」西口克巳/新日本出版社

京都、伏見の遊廓に生まれ育った筆者の私小説として有名な長編小説です。
女郎屋という父の人生と前後して自分の人生観に苦しむ自らの姿が痛々しいです。
時代とともに歩んできた廓主や関係者たち、政治家の生々しい歴史が綴られています。
廃娼運動や戦時下の慰安婦問題なども含めたこの本は少なからず売春防止法に絡んだようです。





2006.09.19 Tuesday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
「北へ・・・異色人物伝」(続)


「続・北へ・・・異色人物伝」北海道新聞社


北海道における女性廃娼運動の母、佐野文子氏の記述が6ページ載っています。
強い信念と実行力。
掲載されているエピソードには驚くばかりです。
あの東条英機一家と暮らしたことにも驚いてしまいました。

この女性をもっともっと知りたいと思います。
2006.07.12 Wednesday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
「かごしま女性解放史」


「かごしま女性解放史〜くるわ物語」
芳即生/高城書房


鹿児島を背景に日本における「国家権力下の公認売春」の歴史を丁寧に書かいています。
世論とともに変化し続ける中央遊里に比例しつつ動いてきた鹿児島の花街やそれらに携わった人々。
廃娼運動についてもかなり詳しい内容です。
写真や資料なども載っています。





2006.07.12 Wednesday | * 書名 か行 | - | trackbacks(0)
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