「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

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2008.05.05 Monday | - | - | -
「赤線最後の日」


「赤線最後の日 昭和33年3月31日」

にっかつ・・日活。なんだか観たかった作品だったけれどポルノチックなのかしら・・
と、再生する手が迷ったけれど(そんな歳でもないけれど)、飛び込んできた鮮やかなカラーで蘇った“売春防止法が施行される前夜”には魅せられました。
女性たちと男性客との間に芽生えては散る不思議な感情がふわふわと伝わってきました。
洗浄器がちらりと映っていました。ほほぅ・・と思いました。


「赤線最後の日 昭和33年3月31日」1974
監督:白鳥信一
出演:宮下順子 、中島葵 、芹明香 、風間杜夫
2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「にっぽんぱらだいす」


「にっぽんぱらだいす」
戦後から廃止までの赤線の姿をわかりやすく、ややコミカルな部分も含みつつ描いています。
慰安施設、職業訓練所の様子など資料的にも興味深いシーンが多かったです。


「にっぽんぱらだいす」1964
監督:前田陽一
出演:香山美子、ホキ徳田、加賀まりこ、長門裕之


2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「渡り鳥いつ帰る」

「渡り鳥いつ帰る」

永井荷風の戦後の作品「にぎり飯」「春情鳩の街」「渡り鳥いつ帰る」の3作品が原作になっているそうで、そのタイトルの通り戦後の向島「鳩の街」が舞台です。
セットが圧巻で下町の私娼街の様子がよくわかります。
この作品が上映された当時、永井荷風は健在で、浅草の映画館で観たようです。
ひたすら長いストーリーだなぁと思いつつ、やはり当時の女性たちのリアルな生活観を感じることのできる映画でした。


「渡り鳥いつ帰る」1955
監督:久松静児
原作:永井荷風
出演:田中絹代 、森繁久彌 、高峰秀子 、久慈あさみ 、淡路恵子 、岡田茉莉子


永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)
永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)

2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「さくらん」


「さくらん」

やっと見ました。色んなひとに、楽しみだねー!って騒いだのに。
有りえない吉原を否定せずに、その色彩をぞんぶんに楽しめるならば文句無しだと思います。

「東京人・3月号〜江戸 吉原」のインタビューにて蜷川監督は映画を作ったきっかけを、非日常に住んでいる女の人たちの日常に興味を持ったからと言っています。
100冊以上の吉原関連本を読み、浮世絵に無いもの(大門の金魚意外)は作らないと徹底し(ただし廓主の趣味的装飾はOK)、当時無かった着物の生地は使わなかったそうです。

わたしは仕事柄、かなり興味を持って観ました。
公開前後には若い年齢の方々とメールのやり取りをして「吉原」を語り合いましたが、ほとんどの方が美しい吉原と花魁に浸り、「さくらん」の世界に憧れていました。
私だって画像の美しさにはに惚れこみます。
あんな画像が撮れたらすげー!!です。(才能とチャンスが欲しいですとも)
でも、少しだけ知っていただきたいのは、遊女たちの日常はもっともっともっと悲惨だったということです。
でも女ですから、悲惨な日常の中にほんの少しの希望・・黒塗茶碗に偶然差し込んだ光のようなものに何かを見出して生き抜いたんじゃないかと思うのです。

吉原遊廓を知るならば「吉原炎上」。
遊里の儚い美しさに酔いつつ、甘いお酒を飲むならば「さくらん」。

「さくらん」2007
監督:蜷川実花
原作:安野モヨコ
出演:土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村佳乃、菅野美穂

さくらん 特別版
さくらん 特別版






2007.09.03 Monday | * 映画 | - | -
「幕末太陽傳」


「幕末太陽傳」

幕末の品川の遊廓「相模屋」を舞台に、居残り佐平次を取り巻く人々との軽快なストーリーが絡み合い、それがまた絶妙なテンポで、もう・・すごくナイスな映画です!!
出演者がすべて素晴しく、それ以上に主役のフランキー堺さんがもーっと素晴しい。
作品の背景、画像、音声に至るまですべて感動しました。
見終わった後、思わず拍手!

映画の舞台になった「相模屋」は実在した建物だったらしいです。
高杉晋作にも関係あり。色々調べてみるともっと面白く見れました。



「幕末太陽傳」1957
監督:川島雄三
出演:フランキー堺、石原裕次郎、南田洋子、左 幸子、芦川いづみ
    






2007.05.12 Saturday | * 映画 | - | -
「からゆきさん」


「からゆきさん」

映画というよりはドキュメンタリー。
大場昇氏の「からゆきさん〜おキクの生涯」の善道キクヨさんが、自身の半生を語ったものをフィルムに収めたものです。
本人の声や、やわらかなまなざし、煙草を持った指先。
日本とは違う風景が暑く哀しく映し出されます。
活字では知ることのできない「からゆきさん」の姿に震えました。
感想がうまく書けません。


「からゆきさん」1973
監督:今村昌平
出演:善道菊代





2007.04.02 Monday | * 映画 | - | -
「噂の女」


「噂の女」

京の島原。
ごっそり脳みそに入ってしまった。
御茶屋兼置屋「井筒屋」の母(女将)と娘の葛藤を描きながら、
そこに生きる女性たちの苦悩がしっかりと描かれている気がします。
取り巻く色町の環境も人間模様も島原色で、
吉原とは違う、あたり前の事を再確認してしまいました。
こんな映画を観ることができて胸がいっぱい。
最後のシーンが素晴しい!
かつての島原太夫の威厳とはほど遠い、近代の太夫(こったい)の口からこぼれた言葉。
高下駄で歩く後ろ姿に魅入ってしまいました。


「噂の女」1954
監督:溝口健二
出演:田中絹代、大谷友右衛門、久我美子、進藤英太郎、見明凡太郎 


* 最近は、かつての遊里を描いた素晴しい映画を観る機会に恵まれることができ倖せな毎日です。お名前は伏せさせていただきますが、人の出逢いに深く感謝しています。

2007.04.02 Monday | * 映画 | - | -
「赤線地帯」


「赤線地帯」

溝口健二監督の遺作「赤線地帯」。
まさに売春防止法の施行される直前に公開された映画らしく、
当時の風潮が目に見えるようでした。
女優さんたちの美しさはもちろん、
モノクロで観る昭和年代の吉原の物語は言葉にならない重みがありました。
すごい映画。


「赤線地帯」1956
監督:溝口健二
原作:村松梢風
出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、町田博子





2007.04.02 Monday | * 映画 | - | -
「廓育ち」


「廓育ち」

川野彰子原作の同名小説の映画化。
昭和30年代の島原大門に圧倒され、
島原遊廓界隈の風情、美しい京ことば、
主人公を演じている三田佳子さんの美しさに魅入ってしまいました。


「廓育ち」1964
監督:佐藤純弥
原作:川野彰子
出演:三田佳子、梅宮辰夫、三益愛子、佐々木愛




2007.03.06 Tuesday | * 映画 | - | trackbacks(2)
「SAYURI」


「SAYURI」

日本の花街を軸としているからか賛否両論ありますがわたしは好き。
画像的にも美しく、日本・・・アジアの美しさに感激しました。
内容的には小説を読んだ時の感想そのまんまですが、これからはこんな映画が増えてくる気がします。
仕事柄、刺激を受けました。
桃井かおりさんがめっちゃくちゃ素敵!
ひとそれぞれに価値観が違うので何とも言えませんが(日本が作った映画ならば納得しがたい部分も多いですが)欧米が発信した「日本・・アジア美」を認識して観ればOKだと思います。
もっとたくさんの方に堪能してほしい映画です。


「SAYURI」監督:ロブ・マーシャル
原作:「MEMOIRS OF A GEISHA」
主演:大後寿々花、チャン・ツィイー、ミシェル・ヨー、コン・リー、桃井かおり、渡辺謙、役所広司、工藤夕貴

SAYURI メモワール・ボックス (初回限定生産)
SAYURI メモワール・ボックス (初回限定生産)

2006.02.06 Monday | * 映画 | - | trackbacks(0)
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