「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

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2008.05.05 Monday | - | - | -
「哀愁の田町 遊廓浜田楼」


「哀愁の田町 遊廓浜田楼」
鈴木ナミ/文芸社


表紙カバーが好きでずっと気になってた一冊。
かつての八王子田町遊廓にあった浜田楼を経営する夫婦との交流や戦中戦後を生き抜いた人々との関りなど、著者が残しておきたい青春の日々をまとめたエッセイ。
書き残されることの無かった遊廓の残照を知る上では貴重な一冊です。

ちょっと表紙のイメージとは違うかも。
もっとほのぼのとした表紙の方がよかったんじゃあ・・と思いました。すみません。

哀愁の田町遊廓浜田楼
哀愁の田町遊廓浜田楼






2007.09.03 Monday | * 書名 あ行 | - | -
「アフリカに渡った日本人」


「アフリカに渡った日本人」青木澄夫/時事通信社

アフリカのからゆきさん・・・。
からゆきさんと聞けば東南アジアを思い浮かべる人が多いけれど、
明治〜昭和初期まで世界中に「からゆきさん」は存在しました。
本書はかつてアフリカに渡った熱き血の日本人を背景に、
アフリカで生きたからゆきさんについて詳しく記されています。
全体的に興味深い内容が多く、アフリカに魅せられた人達が手にする本と言うのも納得できます。

この本の中に「娼婦 海外流浪記 もうひとつの明治」という書籍が紹介されていますが、著者は宮岡謙二氏。大阪商船で世界を駆け巡った後、別府でホテルを経営したらしいです。しかも別府では有名なホテル。
どうしても読んでみたいこの本、なかなか手に入らず大分中の図書館にもありません。

数年前にわたしの頭の中に知識としてあった「からゆきさん」。
自分なりに様々な角度から感じてきましたが、
今はもう、
今はもう、心の中の大きな存在になっています。

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アフリカに渡った日本人
アフリカに渡った日本人






2007.05.03 Thursday | * 書名 あ行 | - | -
「石の蝶」


「石の蝶」津村 節子/新潮社

この著者の小説はいつも後回しになってしまう。
女性独特の些細な描写がとても痛いから。

昭和初期、貧困の家族の犠牲になり吉原遊女になったさよ。
主人公の清冽な姿とは反対に、凄まじいまでの絶望の半生が描かれています。

石の蝶
石の蝶







2007.03.06 Tuesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(1)
「黄金伝説」


「黄金伝説〜近代成金たちの夢の跡〜探訪記」
荒俣宏/集英社


第十二章“町おこし”産業の宿命−遊廓王 [中村(名古屋)篇]の中で
中村遊郭についての記述が載っています。
中村遊郭の中でも特に有名だった3つの妓楼のうち、
旧稲本楼の料亭の老主人や松岡旅館のご主人からの聞き書きもあり読み応えがありました。
珍タイプの遊廓王として有田音松という人も出てきます。
中村遊郭の資料としてはおすすめです。

「どっちにしろ、
かつて日本には、
実に奇妙なまぼろしの産業が存在した。
その名を、
遊廓という。」

最期の一行です。






2007.03.06 Tuesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「落穂拾ひ」


「落穂拾ひ」小山清/筑摩書房

正確に言えば「落穂拾ひ」の中の最期の小説「櫻林」を読みました。
著者は吉原の生まれで、水道尻に生家があったといいます。
弁財天が祀ってある花園公園の櫻林の中で遊んだ著者の幼い日々が活々と書かれています。
(この桜が春、仲の町に移されるのです)
二度も三度も読みました。
明治44年生まれの著者が筆にて残した在りし日の吉原の描写が本当に新鮮で感動します。

「吉原現勢譜吉原今昔図」の大正12年の図には、まだ小説の中に出てくる家名などが残っています。





2007.01.30 Tuesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「江戸諸国遊里図絵 」


「江戸諸国遊里図絵 」
佐藤要人、花咲一男/三樹書房

読んだと言うか眺めたというか、
えっらいこと時間がかかって最期のページを閉じました。
江戸の街道筋の遊所を中心に、文献や唄、豊富な図会とともに遊里の変遷を紹介しています。

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江戸諸国遊里図絵
江戸諸国遊里図絵
2007.01.30 Tuesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「遅咲きの女たちの遺言」


「遅咲きの女たちの遺言〜家族史研究会創始のひとたち」
猪飼 隆明/熊本出版文化会館


家族史研究会を創始した女性たちの手記です。
この中に「桧垣と蓮台寺と二本木遊廓」という内容があり、
無知なわたしは熊本の二本木遊廓に携わったこの古寺に大変興味を持ちました。
蓮台寺の石柱には今も二本木遊廓の楼名が刻まれているそうです。
平安時代の有名な女流歌人「桧垣」についての記述が中心ですが、
蓮台寺の前住職が語る娼妓たちの様子など、二本木遊廓を知る上で頼もしいスパイスになるような内容でした。
2007.01.30 Tuesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「あじさい坂」


「あじさい坂〜かつて、この国には女性という奴隷がいた」
池田 津/自費出版


主人公、大学院生の典子が公娼私娼について調べようと、
かつて玉の井に身を沈めた女性に取材するかたちで物語りは進むのですが、
現代女性の恋とも重ね合わせて書かれている文章に惹き込まれます。

著者の丁寧な取材や調査のもとで書かれた小説ですが、
投げかけたテーマは重く、深いです。
同じ女性としてもっと多くの方に読んでいただきたいと思います。

自費出版ということで冊数が少ないです。
読んでみたいという方は私宛にメールをいただければご紹介させていただきます。






2007.01.04 Thursday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「お町さん 」


「お町さん −敗戦の安東・サスペンスドキュメント−」
長瀬正枝/かのう書房


満鮮国境の安東郊外、湿地子温泉で女中頭をしていたお町さん。
本名は道官咲子、福井県出身。
敗戦国の人間として外地で力強く生きたこの女性の最期に悔しさと哀しさで胸が張り裂けそうでした。
外地でも「性の防波堤」のために紛争した女性は多かったらしく、
「日本のご婦人やお嬢さん方」を守るために身体をさらけだす女性達の斡旋に走り回ったお町さんもそのひとり。
御国の為に・・・。激動の時代を彼女は生きぬきました。
2007.01.04 Thursday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
「海は見ていた」


「海は見ていた〜巨匠が遺した絵コンテ・シナリオ・創作ノート」
黒澤明/新潮社


映画観る前に読むべきだったのか、
後だったからこんなにも感動できるのか。
やっぱり黒澤明監督の「海は見ていた」を観てみたかった!
原作も読んでみようと思います。

海は見ていた―巨匠が遺した絵コンテ・シナリオ・創作ノート
海は見ていた―巨匠が遺した絵コンテ・シナリオ・創作ノート






2006.09.06 Wednesday | * 書名 あ行 | - | trackbacks(0)
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