「虎が雨。」 books&films

遊里に生きた女性たちの書籍、それらに関する映画などを
自分なりの感覚で綴っています。
勝手気ままな感想ですが、何か参考にして頂けたら幸いです。
* 遊里関連に関係なく斎藤真一氏の書籍も紹介しています。

<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.05.05 Monday | - | - | -
「赤線最後の日」


「赤線最後の日 昭和33年3月31日」

にっかつ・・日活。なんだか観たかった作品だったけれどポルノチックなのかしら・・
と、再生する手が迷ったけれど(そんな歳でもないけれど)、飛び込んできた鮮やかなカラーで蘇った“売春防止法が施行される前夜”には魅せられました。
女性たちと男性客との間に芽生えては散る不思議な感情がふわふわと伝わってきました。
洗浄器がちらりと映っていました。ほほぅ・・と思いました。


「赤線最後の日 昭和33年3月31日」1974
監督:白鳥信一
出演:宮下順子 、中島葵 、芹明香 、風間杜夫
2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「にっぽんぱらだいす」


「にっぽんぱらだいす」
戦後から廃止までの赤線の姿をわかりやすく、ややコミカルな部分も含みつつ描いています。
慰安施設、職業訓練所の様子など資料的にも興味深いシーンが多かったです。


「にっぽんぱらだいす」1964
監督:前田陽一
出演:香山美子、ホキ徳田、加賀まりこ、長門裕之


2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「渡り鳥いつ帰る」

「渡り鳥いつ帰る」

永井荷風の戦後の作品「にぎり飯」「春情鳩の街」「渡り鳥いつ帰る」の3作品が原作になっているそうで、そのタイトルの通り戦後の向島「鳩の街」が舞台です。
セットが圧巻で下町の私娼街の様子がよくわかります。
この作品が上映された当時、永井荷風は健在で、浅草の映画館で観たようです。
ひたすら長いストーリーだなぁと思いつつ、やはり当時の女性たちのリアルな生活観を感じることのできる映画でした。


「渡り鳥いつ帰る」1955
監督:久松静児
原作:永井荷風
出演:田中絹代 、森繁久彌 、高峰秀子 、久慈あさみ 、淡路恵子 、岡田茉莉子


永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)
永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)

2008.03.22 Saturday | * 映画 | - | -
「吉原手引草」


「吉原手引草」松井 今朝子/幻冬舎

とにかくお奨めです!!と、深夜にお電話をいただき、
いつも遊里のことにご教示頂いている先輩の言葉に素直に頷きながら早々とページをめくりました。

直木賞作品というだけあって読み応えは十分です。
江戸っ子の語り口に引き込まれながら、いつの間にか吉原の構造を知ることができます。
しかも竹村伊勢の饅頭も出てくるし、吉原の資料をたくさん読んだ方なのかなぁと思いましたが、著者は歌舞伎関係のお仕事をされていたんですね。
ご本人も吉原界隈を歩かれたとか。
著者のインタビューはこちら。←すてきな女性です!

わたしも皆さんにお奨めしたい一冊です!

吉原手引草
吉原手引草
幻冬舎




2007.09.03 Monday | * 書名 や行 | - | -
「志ん生で味わう江戸情緒[2] 江戸の花街「遊廓」がわかる 」


志ん生で味わう江戸情緒[2] 江戸の花街「遊廓」がわかる」
凡平/技術評論社


面白かったあー!!
歴史や構造などを、文字とちょっとした絵図、古文書をずらーり並べられたら飽きてしまうわたしにぴったりの一冊です。
図も豊富だし、重ね地図も嬉しいし、読みやすい。
例えば・・吉原名物のことや上草履と高下駄のことなど、ちょっと知りたいことなんかが豊富です。
志ん生落語CD付きです。

志ん生で味わう江戸情緒[2] 江戸の花街「遊廓」がわかる [CD-ROM付]
志ん生で味わう江戸情緒[2] 江戸の花街「遊廓」がわかる [CD-ROM付]





2007.09.03 Monday | - | - | -
「哀愁の田町 遊廓浜田楼」


「哀愁の田町 遊廓浜田楼」
鈴木ナミ/文芸社


表紙カバーが好きでずっと気になってた一冊。
かつての八王子田町遊廓にあった浜田楼を経営する夫婦との交流や戦中戦後を生き抜いた人々との関りなど、著者が残しておきたい青春の日々をまとめたエッセイ。
書き残されることの無かった遊廓の残照を知る上では貴重な一冊です。

ちょっと表紙のイメージとは違うかも。
もっとほのぼのとした表紙の方がよかったんじゃあ・・と思いました。すみません。

哀愁の田町遊廓浜田楼
哀愁の田町遊廓浜田楼






2007.09.03 Monday | * 書名 あ行 | - | -
「さくらん」


「さくらん」

やっと見ました。色んなひとに、楽しみだねー!って騒いだのに。
有りえない吉原を否定せずに、その色彩をぞんぶんに楽しめるならば文句無しだと思います。

「東京人・3月号〜江戸 吉原」のインタビューにて蜷川監督は映画を作ったきっかけを、非日常に住んでいる女の人たちの日常に興味を持ったからと言っています。
100冊以上の吉原関連本を読み、浮世絵に無いもの(大門の金魚意外)は作らないと徹底し(ただし廓主の趣味的装飾はOK)、当時無かった着物の生地は使わなかったそうです。

わたしは仕事柄、かなり興味を持って観ました。
公開前後には若い年齢の方々とメールのやり取りをして「吉原」を語り合いましたが、ほとんどの方が美しい吉原と花魁に浸り、「さくらん」の世界に憧れていました。
私だって画像の美しさにはに惚れこみます。
あんな画像が撮れたらすげー!!です。(才能とチャンスが欲しいですとも)
でも、少しだけ知っていただきたいのは、遊女たちの日常はもっともっともっと悲惨だったということです。
でも女ですから、悲惨な日常の中にほんの少しの希望・・黒塗茶碗に偶然差し込んだ光のようなものに何かを見出して生き抜いたんじゃないかと思うのです。

吉原遊廓を知るならば「吉原炎上」。
遊里の儚い美しさに酔いつつ、甘いお酒を飲むならば「さくらん」。

「さくらん」2007
監督:蜷川実花
原作:安野モヨコ
出演:土屋アンナ、椎名桔平、成宮寛貴、木村佳乃、菅野美穂

さくらん 特別版
さくらん 特別版






2007.09.03 Monday | * 映画 | - | -
「都市の周縁に生きる・4」


「都市の周縁に生きる・4」
塚田 孝/吉川弘文館


江戸時代の都市の周縁や下層社会に生きた人びとの実態を解明している本です。
「遊廓社会」と題して、幕末新期の江戸吉原を題材に周辺に生きた人々の構造を探っています。
疎外されつくした空間である遊廓と、それらをめぐって展開する分節的な社会を検討していますが、主に「仮宅」の動向を詳しく調べて、岡場所との相互関係を分析。
わたしはほんの少し眠くなりながら読みましたが、
遊廓は孤立する閉じた社会ではないことが立証されたようです。
興味ある方はぜひ。

都市の周縁に生きる (身分的周縁と近世社会)
都市の周縁に生きる (身分的周縁と近世社会)




2007.09.03 Monday | * 書名 た行 | - | -
「寝所と寝具の文化史」


「寝所と寝具の文化史」
小川光昜/雄山閣出版


「だまされた 人へ三井は 夜具を売り」
三井とは呉服商越後屋主人の三井八郎右衛門のこと。
遊女の口説きに騙された気の毒な客を不憫に思いながらも夜具を売る主人の様子を詠んでいます。
遊廓にとって寝具は商売道具ですが、呉服商が関る買い物となれば位が上の女性に限られたことでしょう。

この本は、少しだけ遊廓の寝具に触れていますが、遊廓独特の寝具(夜具)そのものについて深く書かれているわけではありません。





2007.09.03 Monday | * 書名 な行 | - | -
「名所探訪 地図から消えた東京遺産」


「名所探訪 地図から消えた東京遺産」
田中聡/祥伝社


地図から消えた東京の名所。
その中の5章に「遊郭という場所があった」として、吉原・玉の井・洲崎が紹介されています。
他には、築地に外国人居留置が開かれるにあたり、明治元年、隣接する新冨町に「新島原遊郭」が設置されたことが書かれています。
長崎の出島を模して作られたというこの遊郭は、吉原の遊女が発起人でしたが明治4年には閉鎖されています。

Amazon
名所探訪 地図から消えた東京遺産
名所探訪 地図から消えた東京遺産



2007.08.07 Tuesday | * 書名 ま行 | - | -
(。ゝω・)ノCLICK!

旧花街、遊廓街を風のように通り過ぎたささやかな記録のサイトです。
(。ゝω・)ノ☆
BLOG RANKING
挑戦中デス。